
息子がギランバレー症候群になってしまった話の続きです。
大学病院へ受診
大学病院へ到着し小児科の受付へ行くと、百日咳の疑いがある為、別室に隔離されました。
百日咳は、生後4種混合ワクチンにも含まれる病気で、赤ちゃんに感染をすると死に至ると言われています。
その為、4種混合ワクチンに含まれ早期に赤ちゃんから守らなければならないのです。
ですので、小児科で百日咳のある息子は、防護服に身を包まれたスタッフさんが接します。
当日の予約外受診でしたので、受診までかなり待ち時間が長いことを覚悟していましたが、すぐに神経専門の小児科医が診てくれました。
息子の症状を診るなり、
『これは、ギランバレーじゃないと思うんだよね。
ギランバレーだったら、もっと力が入らないし、息子くんはガクッと転びそうになっても、まだ他の手足で身体を支えられるからね。』
と言いながらも、更に診察を進めること30分。
最後には、
『やっぱり、ギランバレーの疑いがあるね。
あとは、てんかんや、糖尿病神経障害。
まずは、色々検査をしてみよう。』
とは言っても、ここは大学病院です。
様々な検査をしたくても、すぐに予約が取れません!!
『ゴールデンウィーク明けだから、どの検査も他の科で予約がぎっしり入ってしまって、全然予約が出来ないね。』
脳波、筋電子、MRI・・
結局、それぞれの検査が終わるのは、3週間後になりました。。
3週間診断がつかないまま、放置ですか。。
そして、最後の一撃が
『今は、入院適応ではないから自宅で様子を見てください。
どうしても、身体が動かなくなってしまった時は、病院へ電話ください。
入院をして検査を早めます。
ギランバレーの症状は、来週あたりがピークと想像され、悪化をするかもしれないし、改善をするかもしれません。
もしかしたら、検査の時には、症状がないということもあります。』
ギランバレーは、いずれ治ることは分かった。
でも、最悪の症状になるまで、何も出来ないのかーい!!
大学病院という組織
夫は、開業医をしながら片足を大学病院に突っ込む生活をしています。



俺が大学病院に嫌気をさしたのは、これなんだよな。
患者は、今すぐにも治療がしたいのに、組織のルールがあるからすぐに適切な治療が受けられないだろ。



今回のことで、大学病院ってのが良く分かったわ。
こっちは、今すぐにも治したくて受診をしているのに、、
この3週間どう過ごせば良いのよ。
今の様子
結局大学病院へ受診後、自宅にて様子を見る生活が約1週間経ちました。
今は、良くも悪くもなく、相変わらず歩くとすぐにガクッと身体を崩し、杖が必要な状態です。
でも、上半身は特に問題がなく、痛みもあまり無いようなので、本人は元気にしています。
小学校へは勿論通える状況ではないので、咳が出てから現在に至るまでオンライン授業を受けています。
オンライン授業でも、やっぱり数週間経つと勉強の遅れを感じています。
サピックスに関しても、オンライン配信動画で勉強をしていますが、実際の授業に勝るものはないですし、そもそも本人も体調が良くないので、あまり勉強になっていません。
先日の5月の確認テストも惨敗状態で、どんどん成績は下がりますが、健康に勝るものはなく、気張っていた受験への緊張感が一気に解けて、受験に対して考え方が変わってきました。
これからは無理をせず、本人が楽しんで過ごしてくれればよい。
中学からでも、挽回が出来るから。
今後はもっと気楽に過ごそうと思います。