二兎を追う者は一兎をも得ず
これを忠実に信じ、決断をしたお話である
byエレママ受験
『インターナショナルを辞めた話③』の続きのお話になります。
過去の話はこちらから↓
転校の提案
それは突然やって来ました。
2年生の1学期が終わるころ。
夫から急に
『やっぱり日本の学校へ転校させない?』
と話があったのです。
薄々、このままでは受験は厳しいことは気付いていましたが、我が家は何がなんでも英語教育と中学受験を両立させようと意気込んでおりました。
しかし、日本語力の低下が現実として見えています。
実際に中学受験で当時日能研のトップクラスに在籍をしていた夫にとって、これからの受験がどれほど過酷なことなのかは、十分に承知していて現実を直視していました。
また、前回のブログでも綴ったように、帰国子女枠を利用せずに受験をすること。
それによって、インターに通わせるメリットが1つ減りました。
致命的な問題
そして、更に致命的な問題が1つありました。
それは通学時間!
インターナショナルスクールへ通う為に自宅から1時間以上かけて通っていたのです。
その為、自主学習の時間が物理的にとれず、帰宅時間は17時過ぎ。
1年生の頃は、土曜日クラスでSAPIXに通えていたので問題はありませんが、4年生以降は16時半からのクラスに間に合いません。
その為、インターの子達は大手塾には通わず、個別塾にて対応をしている子が多かったのです。
私が学校へ直接お迎えに行って、そのまま塾へ送迎すれば何とかSAPIXにも通える状況で、高学年になったらそうなるしかないと思っていました。
しかし、週3の送迎は下の2人もいるなかで、とても大変なことです。
下の子達の、教育環境にも影響を与えてしまいます。
転校の決断
受験勉強の要は、どれぐらい自主学習が出来るかです。
『ただでさえ、日本語力で不利なのに、自主学習の時間もこのままでは作りずらい。更には、親の送迎も負担になる。
このまま無理にインターに通わせるのは辞めて、本人にも極力負担を減らして志望校を受験させないか?
英語の勉強は中学になっても出来るけど、受験勉強は今しか出来ないんだよ。
二兎を追う者は一兎をも得ず。
行きたい学校に行けなかったら、一生後悔するかもよ。』
そんな夫の言葉に私も現実を受け入れました。
幸い、私達夫婦は同じ様な環境で育ったので、受験に対する考え方が似ています。
そして、決断をする時は、とても潔いです。
転校を決めてからは、翌日から転校の受け入れが可能な学校を探し始めました。
次回予告【担任の先生に相談をしたら意外な反応だった話】
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